森鏡

私は私を知らない。
どんな顔をしているのか。
どんなふうに笑っているのか。

どんなふうに歩いて
どんなふうに立ち止まるのか。

私の声も髪も
私の背中の厚みも

私は知らない。

貴方と話してはじめて、
私にはこんな引き出しがあったのだと。
私はどこに向かっているのかを知る。

夕焼けのカーテンの向こうで。

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