お花やハーブ、鉱物、音を使った自然療法の情報や、ローフードと和菓子の技法をミックスさせた身体に優しいお菓子のレシピ集
この柔道部の時間が私には平和すぎて
私は初めて笑えるようになったし
人を信じられるようになった。
あんなに普通に無邪気にいれたのは
あの時が初めてだった。
どんなに怪我をしようとも
卒業までやり続けるつもりだった。
でも、終わりは突然やってきた。
顧問の先生が異動して
代わりに別の先生が顧問になると。
みんな大ショックで、私達部員だけでなく
先生が受け持っている生徒達まで
先生を記念におさめようと
ビデオを撮りにくるぐらいだった。
生徒達から絶大な人気を誇る名物先生だった。
私はすぐ部活をやめた。
みんなから卒業までもう少しなんだから
帰っておいでよって言われたけど
私はもう心が壊れてしまっていた。
父親からずっと暴力を受けていた私にとって
先生は最後の頼みの綱だったんだ。
自分がそんなに脆い精神状態だとは
自分でもわかっていなかったし
外から見れば、
私は本当に普通の女の子に見えていたと思う。
いまでも、私をお嬢様育ちだろうという人がいる。
節穴やなって心で思う。
恋愛感情とかそんなんでなく
私には先生が必要だった。
私の心が正常になるのに
一年はあまりに短かすぎた。




