運命の輪

お花を花瓶にさすときに
いつも
チクリと思うこと。

友達が作ってくれたお気に入りの花瓶。
オーバル型で、見た目、岩のような。

裁判の為に家を空けている間に
元夫に捨てられてしまっていて、
裁判がやっと終わって
荷物を取りに行った時には
大切なものはもう何も残っていなかった。
お金では買えない
代わりがきかないもの達。

大切にしていた植物達も
みんな抜かれてしまっていて。

でもね、今こうして都会で暮らしているけれど
結局、私の好きだった植物達は
また私の所に集まってきてくれて
相変わらず、私はお花と一緒に暮らしている。

逆に、
あの頃より今の方がお花との距離は近くって。

場所は広すぎても、
空間に対しての添え物みたいになってしまい、
お花との個人的な会話は薄らいでしまうものだ。

あの時お別れした薔薇達と
また一緒になれるなんて
思ってもみなかった。
あんなに破壊的なことは、
たぶん、あれが最後だったんだ。
自分、よく生き残ったなぁ…

お金があろうとなかろうと
たぶん、お花とはずっと一緒。

お花との縁というのは、
どうもお金とは関係ないような
そんな気がする。

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