天上天下唯我独尊

私の心の防波堤だった人。
ずっとずっと彼の周りだけ時間が止まっているみたい、
悲しいことがあると
彼の所へいって話を聞いてもらって
また、現実社会に戻る。

「自分はずっと独身だから、そのうち野垂れ死するかもしれんな」なんていつも笑ってた。

彼が亡くなる数年前、
私は彼に嫌われるのを覚悟で食箋を渡した。
数年後、彼は私に食箋について聞いてきたけれど、私はもう答えなかった。
手遅れなのがわかっていたから。
でも、LINEでは励ますような言葉を書いて。

私はちょうどそのころ、
お菓子の学校に在籍していた。
友人がもうすぐいってしまうのに。
私はとても冷たい人間だ。

でも、
彼はたくさんの人の心を助けてきたから
最後、結局一人じゃなかった。
野垂れ死なんかじゃなく、
本当に彼を想う人達に看取られて亡くなった。

私は彼の最期を見なかったから
まだずっといるように思ってる。
まだ、どっかで夢を生きてるんじゃないかなって。
…でも、本当はもういないって知ってる。
Xには今も彼のアカウントが残ってる。
夢を生きるのに命は短すぎるって事を
彼は教えてくれた。

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