私のままの私

昔、山で暮らしていた頃、
子ども達の学校のお迎えを運転免許のない私は徒歩でしていた。
不審者につけられたり色々危険な目にあって、
シェパードみたいな犬が一緒に歩いてくれたらいいのにって想像した。
そしたら、子犬が捨てられていて
さて、どの子にしようか?って
とっても綺麗な真っ白なワンコを選ばず
顔が真っ黒のたぬきみたいで
しっぽが狐みたいな子を連れて帰ってきた。
なんだろ、なんでかな。
心が解ける気持ちがしたの。

整形したりボディメイクしたり、みんな
何かすごい、自分じゃないものになろうとする
でも、私の選んだその子はすごくゆったり
自分のままだったの。

殴られて育った私は泣いたことがほぼない。
それなのに、私はある人の前で泣いてしまった。
そんな自分に自分で驚いてしまった。
でもそれは、そのままの私だったんだ。
なんだろ、なんでかな。
仮面が破れちゃったの。

ワンコはもう天国に行ってしまったけれど
私はあの子みたいに
そのままの自分で生きてる。
私は私を愛してる。

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